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ハイキュー 俺の気持ちに気付いて【R18】

第8章 *新しいチーム 始動


あれ‥わたし何してるんだっけ?



見慣れないお風呂場で鏡を見ながらボーッと突っ立っているとコンコンとドアをノックされる


「やっぱり、まだ髪の毛乾かしてなかった」


そう言いながら後ろから現れた菅原さんもお風呂上がりなのか髪の毛が濡れている


「俺も乾かすし、ついでに乾かしてやんべ!」


ドライヤーを片手に菅原さんの大きな手がふわっと私の髪の毛を揺らして乾かしてくれる


なんだかお兄ちゃんに髪の毛乾かしてもらってたの思い出すな〜
心地よさに目を瞑る

『ふふっ‥やっぱりスガさんは面倒見がいいですね?』

笑いながら上を見上げると
少し目を逸らしながら菅原さんが答える

「これは花澄ちゃんにだけ‥特別だよ?」

いつもと違う空間で、あまり見たことのない私服姿の菅原さん
少し深めに開いたTシャツの首元からはしっかりとした鎖骨が見え隠れする
濡れた髪の毛もなんだか大人っぽくて私の心臓がとくんとする

「あれ‥なんか顔赤くなってない?」

上から覗き込む菅原さんの顔が近付いてくる


『それはっ‥なんだかスガさんが‥せくしーだからです‥』


「セクシー?!俺が?!それを言うなら花澄ちゃんでしょうが」

しばらく間をおいてまた菅原さんが話し出す

「でも‥それってちょっとは俺のこと男として意識してくれたってことだよね?」

ふふっと微笑む菅原さんはなんだかいつもと雰囲気が違う

『それ‥大地も言ってたけど、私ちゃんとスガさんのこと男の子だって知ってますよ?』

首を傾げながら伝えると急に前髪をワシャワシャと乾かされる


「ふーん‥大地がね‥お互い隠しきれなくなってきたってとこかな?」

『??』

何のことだろうと思っているとドライヤーの音が止まる


「はいっ!完成!俺もすぐ乾かして部屋に向かうから眠かったら先寝ててね?」


『ありがとうございました!おしゃべりしながら寝たいので待っときますね!』

ぺこりと頭を下げてお風呂場のドアをでて菅原さんの部屋へと向かう


「待っときますだって‥だから可愛いにも程があるんだって‥」

お風呂場で何か菅原さんが言った気がしたけど違ったかな??


ふと足を止めたけれど空耳かな?と思いそのままお部屋へ入る

お布団ふわふわ!


でも寝転ぶとまた寝てしまいそうだから正座をして菅原さんの帰りを待つ
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