第8章 *新しいチーム 始動
部活が終わって急いで制服に着替える
みんなお腹空いてるだろうし、早く用意しなきゃ!
着替え終わって更衣室からでるとすでに大地と菅原さんが待っていた
『お待たせしました!行きましょうか!大地、また明日ね?』
「オウ!また明日な!スガのお母さんに宜しく!」
なんだかちょっぴり大地が寂しそうな顔してるのは気のせいかな?
スガさんと一緒に大地に手を振って早足でスーパーへと向かう
『スガさん、何食べたいか決まりました?』
「そうだな〜やっぱり麻婆豆腐かな?」
ニヤリと菅原さんが笑いながら答える
菅原さんの大好物だ
『そうかな〜と思ってました!じゃあ急いで材料買っちゃいましょう!』
「ヨッシャ!決まり!」
嬉しそうな菅原さんが可愛くてつい笑みが漏れる
スーパーについて2人で次々にカゴへと材料をいれていく
最後に菅原さんが美味しそうなアイスの箱をカゴに入れる
「夜ご飯作ってくれるからお礼ね?」
『わーい!これ食べたいなーって気になってたやつなんです!』
2人でワイワイと言いながらあっという間に買い終えて外に出ると菅原さんのお父さんが車で迎えにきてくれていた
「おーい!孝支!こっちこっちー!」
急いで駆け寄ってお礼を言う
『スガさんのお父様!お仕事終わりなのにお迎えにきてもらってありがとうございます!』
パッと頭を下げると菅原さんによく似た笑顔でお父さんが笑う
「いやいや〜こちらこそお言葉に甘えてしまって!本当にありがとう!それにしても孝支に聞いていた通りの美人さんだね!」
『とんでもないです!私も一緒にご飯食べてもらえて嬉しいです!お父様もとっても爽やかでかっこいいです!さすがスガさんのお父様ですね!』
そう言うとお父さんの顔と
その横でなぜか菅原さんの顔も赤くなった
「さっ!!乗って乗って〜!」
車のドアを開けて手招きをしてくれる
『ありがとうございます!お邪魔しますっ!』
菅原さんと後部座席に乗り込む
帰りの車は部活の疲れもあって気が付いたら眠ってしまっていた
「お〜い!着いたよっ!」
ゆさゆさと菅原さんに揺さぶられて目を覚ます
『わっ!寝ちゃってました!すみません!』
慌てて車を降りる
「疲れてるんだろうから寝てくれて良かったよ!さ、入ろっか!」