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イケメン戦国 書き散らかした妄想

第2章 五色の夜1【秀吉】



時に悩み相談をすると、眉を寄せ腕組みをして真剣に考えてくれる。

そして実に的確な助言をくれる。

まさに理想のお兄ちゃんそのもの。




話が一段落し沈黙が降りた。

「え、えっと‥‥」

この沈黙を埋めたくて話題を探したその時に、

「おいで」

お日様みたいな笑みを浮かべながら秀吉さんは両腕を広げ、ふんわりと私の身体を包みこんだ。

あったかい。

「いつも良く頑張ってるな。昨日も一生懸命掃除してただろ」

どんなときも必ず私を見ててくれている。

「それと今日の簪、似合ってたな」

肌や髪、着物など、いつもどこかを誉めてくれながら‥‥‥‥

秀吉さんは優しく‥‥‥‥口づけをする。

戸惑い 罪悪感

様々な感情がないまぜになり、うつむく私。

その顔を覗きこみ、

「お前の恥じらう姿も可愛いんだよな」

大きな手でそっと髪を撫でてくれた。

自然な流れで帯を解かれ、着物を落とされ、心も身体も温かい秀吉さんに身を任せた。

大事に大事に愛撫される。

挿入する時も、

「大丈夫か?痛くないか?」

澄んだ瞳で私を見つめ常に気を配りながら。

自分の快楽より私の反応優先。

可愛い、綺麗だ、と言いながら甘い口づけを何度もしてくれる。

「‥‥秀吉さんは‥‥気持ちいいの?」

「当たり前だろ。こんな最高の姫を抱いてるんだから」

秀吉さんとの夜は気遣いに溢れとにかく温かい。

甘い言葉を囁き恭しく扱ってくれる。

まるで絶世の美姫になったような気分。

無理はせず、あくまでソフト。

私をぜんぶ丸ごと包み込んでくれるような優しさに満ちていて、肯定され、自分らしくいていい、そんな自信を貰える気がする。

だけど私の心は罪悪感でいっぱい。

私は秀吉さんと恋仲では無い。

なのにこんな事をしてる‥‥。

秀吉さんの事は好きだけどお兄ちゃんのような存在。

それなのにこんな事をしてる‥‥。





秀吉さんは私を抱きしめて朝まで眠り、私が目覚めるといつものようにお茶をいれてくれた。

「体は大丈夫か?」

「うん、大丈夫」

本当に全然、大丈夫です。

そして手をつないで私の部屋まで送ってくれた。
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