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イケメン戦国 書き散らかした妄想

第2章 五色の夜 安土城編1 【秀吉】R18



その日の軍議の後、信長様に呼び止められた。

「今宵、夜伽を命じる」

「…は……はい……」

信長様の有無を言わさぬ凛とした声、断る事はできない。

2日連続の夜のお誘い…。

はぁ‥‥。

ため息がこぼれた。

安土城に来て2ヶ月。

武将たちと仲良くなれたのは嬉しい、本当に。




だけど‥‥。




恋仲では無いのに、私は武将たちと夜を共にしている。

どうやら現代とは感覚が違うみたい。

異性で深い絆があるもの同士、その親愛の情やお互いをより良く知るために体を合わせる事がある。

一緒に寝るのは必ずしも恋仲じゃなくていいみたい。

信じられないけれど彼らにはそれが普通。

腹を割って語り合う、みたいな感じ?

一緒にスポーツを楽しむ、みたいな感じ?

どちらも違うかな‥‥

上手く表現できない。

だから私が他の武将と寝ても全く気にしない。

最初、信長様に夜伽を命じられた時は、ただただ驚き拒絶した。

でも、信長様はそんな私の反応を面白がり、

強引に抱きながら言った。

私を気に入った、より理解したい、と。

自分も知ってほしい、身体を合わせなければわからない事もある。

一体何が問題だと言うのか、当然だろう、と言い切られ、あのオーラに圧倒され、反論できなかった。

あの方には勝てない。

そして他の武将とも夜を共にした、断れなくて。

彼らは誰ひとり、私を単なる性欲の捌け口にする事はなかった。

それどころか、私を尊重し大きな快感を与えてくれた。

確かにその行為を通じてより理解し合えた部分もある。

だけど、私にとってはやはり特別なもの。

愛する人とだけしたい。

罪悪感に苛まれながら断われず武将たちと夜を共にし続けていた。

ある一人の武将を除いては。
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