第25章 貴女を意のままに4 【三成】R18
「名無し様…大丈夫ですか?」
「うん…」
息が整った頃に三成が声をかけると、名無しはそっと頷いた。
「きもちよくて…まだ身体が痺れてるようで…力が入らないの…」
その言葉にも、気だるく色っぽい表情や弱々しい声にも心が撃ち抜かれ、欲情が煽られた。
三成のモノはずっと前からそそり立っていたが、さらに固さを増していく。
「名無し様…挿れてもいいでしょうか…」
名無しが再び頷くと、三成は着物を脱いで彼女の脚を割り、愛撫で散々とろけさせた秘裂にあてがうと、ゆっくりと沈めていった。
熱い蜜口が三成自身を受け入れていく。
すぐに押し寄せた大きな快感に、三成は一瞬目を閉じた。
狂おしいほどに愛しく、何よりも大切な名無しと、ついに一つになれて…
甘く切ない感動がじんわりと胸に広がっていき、
「ああ…」
自然と声になって漏れた。
奥へ進めば進むほど、充血した膣壁が締めつけを増し、粘膜が絡みついてくる。
今まで感じた事の無い程の痺れるような快感に引き込まれて、やがて我を忘れてしまい、
「……うっ!…んっ!!…んあっ…!」
いつからか苦しげに呻く名無しの声にハッとした。
無意識に律動を早めていたらしい。
その圧迫感の強さに、彼女は目を閉じて敷布をぎゅっと掴んで耐えている様子。
「…名無し様っ…すみません。辛かったですか?」
目に涙を浮かべながらも首を横に振った彼女のいじらしさに罪悪感が募る。
反応をつぶさに見て、大切に触れれば絶頂に導ける、
先程までそんな風に思い上がっていた自分が恥ずかしくなった。
いくら快感を得られても、彼女に苦しく痛い思いをさせてしまうのは断じて許せない。
「優しくします…」
額に口づけてから、馴染ませるように腰をゆっくりと動かした。