第25章 貴女を意のままに4 【三成】R18
「見ちゃだめ…恥ずかしい…」
閉じようとした太ももは三成の手で押さえつけられ、膝を立ててさらに大きく開かされた。
「いやぁ……」
「恥ずかしがらないで。ここも綺麗です」
三成は蜜の中の花びらにそっと舌を這わせた。
以前に触れた時に指先だけで感じ取った秘部の形や、
ふわふわと柔らかい感触、
かき混ぜられた蜜がたてる高音の水音、
すべてありありと覚えている。
その記憶に、いま目にした視覚、這わせた舌で感じ取った味覚を紐づけていくと、彼女の秘めた所をすべて暴いているような気がした。
(どこがいいのかも、もうわかってる)
敏感な所を舌で蹂躙された名無しは背中をそらして腰を細かく揺らしていたが、隠された小さな粒に三成の舌が到達するとその反応が大きくなった。
「あっ…ふぁっ…あぁ…!」
ちゅぷちゅぷ、と溢れ出した熱い蜜はきつく吸い立てられる。
「いやぁっ…そんなに吸っちゃだめぇ…!!」
名無しは眉を寄せて、頭を大きく横に振りながら身をよじらせた。
(ああ…前と同じだ…)
湧き上がる快感の大きさに戸惑っているのを察した三成。
どうしたら彼女が安心するか、
どうしたら絶頂に導けるかも知っている。
左手を伸ばして震える彼女の左手を掴みぎゅっと繋ぎ合わせた。
「怖いの…何かきちゃうっ…」
「名無し様、大丈夫です。どうかそのまま私に身をゆだねて。もっと気持ちよくなって」
息を乱して大きく喘ぐ名無しにつとめて優しく声をかけると、舌で粒を巧みに転がしながら、ぬぷん、と秘裂に指を沈めていった。
「あぁ…!!だめぇっ!…あぁん!」
もうひとたまりもなくて、彼女は悲鳴のような声で喘ぎ、三成の手をぎゅうっと掴みながら絶頂をむかえた。
一気にぐったりしてしまった身体を腕に抱きしめ髪を撫でながら、
(暗示が無くても、ある程度、意のままにできるのかもしれない)
三成はそんな風に感じていた。
名無しをたまらなく愛おしく想い、彼女も三成を好いてくれ、その身をゆだねてくれるのなら。
反応をつぶさに見ていれば、どこをどのようにすればいいかがわかる。
大切に触れれば絶頂に導ける。
それは愛による最高の支配だと思った。