第18章 託された花1 【謙信】R18
謙信の整い過ぎた美貌に妖艶な笑みが浮かぶ。
(ああ…何て美しいの…怖いくらいに…)
心を射抜かれ、一瞬放心した名無しの中に謙信の屹立したモノが侵入していく。
「ああっ!‥‥ぁん‥‥あっ‥‥」
名無しの中はいつも通りきつく、じわじわと掘り進むように奥へと入る。
「んぁあっ…!!」
顎をそらして身悶える名無しの様子を気遣いながら、謙信は徐々に律動の幅を大きくしていった。
「…謙信さま…きもちいぃ‥‥‥!」
名無しの視界に星が舞い、それがぐちゃぐちゃになっていく。
「名無し‥‥お前は…特別だ…」
……
『…私は謙信さまのもの…』
名無しの想いを確かめ、繋がり合い、身も心も一つになって、同じ快楽を共有する。
その瞬間は溢れんばかりに謙信の心を満たしてくれる。
何事にも代え難いものだった。
やがて二人は同時に絶頂を迎え、名無しは意識を飛ばしてしまった。
それでも謙信の情慾はまだ冷めず、彼女の胸を弄んだ。
いまだに固い先端や、白い双丘を音が大きく立つほど激しく吸い上げても、深く気絶しているのか名無しの反応は無い。
愛らしく感じる姿を堪能するのは勿論良いが、絶頂の後の完全に脱力した人形のような身体を好きなように愛撫するのも、堪らなく興奮するものだった。
愛しい恋人の心も身体も意識も奪い、独占欲、支配欲が存分に満たされる。
『お前のすべてを感じたい、可愛がりたい』
そう言っても
『そんなところ恥ずかしい…だめです…』
と、普段は愛撫を拒まれてしまう箇所である足の指や後ろの穴を舐めても、意識の無い名無しは抵抗できず、されるがまま。
好き放題に可愛がっていると、謙信のモノは更に固さを増していく。
意識が戻るまで待とうと思っていたが、とても我慢できそうにない。
名無しの中に再び挿入する。
先ほどよりは柔らかくて包み込むような腟内の感触も良い。
突き上げると柔らかな胸肉がふるふると揺れた。