第18章 託された花1 【謙信】R18
武将たちが対策を練っていた頃
謙信の部屋、褥に連れて行かれた名無しは、あっという間に裸に剥かれ、その身体で愛撫を受け止めていた。
「ぁあっ‥‥んぅ‥‥」
「先ほどは何が待てだ。少し触れただけでこんなに濡らして」
脚を開いて座らせた名無しを、後ろから包むように抱きしめる謙信。
長い髪を手櫛で横に流し、露わになった細い首筋に唇をゆっくり押し当て舌を這わせる。
同時に指を名無しの蜜口に滑り込ませ、クチュクチュ音を立てて泳がせた。
「んぁっ…ん‥‥‥ふっ‥‥ぁ‥‥」
あんな風に皆の前から連れ出すのは止めて下さい…
名無しはそう言いたかったが、もう身体はグズグズになり、何も言えなくなっていた。
謙信の片手に胸の膨らみを包まれ、その先端を優しく指先で弾かれると、
「やぁっ‥‥ん」
ぴくぴくと身体が跳ねた。
「ここもこんなに固くして‥‥お前は褥の中では素直だな」
「…謙信さまぁ…‥」
縋るような名無しの甘ったるい声に、謙信の形の良い唇に笑みが浮かぶ。
「そうだ、素直になればいくらでも悦くしてやる。一度達しておくか?」
愉しげにそう言いながら、謙信は片手で円を描くように彼女の胸を揉み、人差し指と中指で先端をそっと挟んだ。
同時に蜜壺の指をクイッと少し曲げて動かし、中からも巧みに責めたてる。
「あぁっ‥…も‥‥もぅ‥‥」
謙信の思うがまま。
責めに対して全身で反応し続ける名無し。
その様子に支配欲が満たされていく。
小さな耳を食んで舌でなぞりあげると、
「はぁっ…」
名無しは目を閉じ顎を上げ、開いた唇から熱い吐息を漏らす。
脚に力が入り、絶頂が近い様子が手に取るようにわかる。
顔を更に上向かせ激しく唇を奪いながら責め続けると、名無しの身体が大きく跳ねてから一気に脱力した。