第14章 一日奥方3 【三成】R18
「あぁんっ…ああ…んんっっ」
「名無し様の感じている顔‥‥とても綺麗です‥‥」
激しく腰を打ちつけながら、名無しの顔を見おろして嬉しそうに囁く三成。
「‥‥あぁんっ!やぁ‥‥だめぇ…きもちいい‥‥」
大きく響く名無しの甘い嬌声。
もはや彼女は三成の律動から与えられる快感にひたすら溺れている。
絶頂が近い様子なのがわかる。
「嫌です‥‥一日だけでは嫌だ‥。家康様には返さない‥‥。名無し様をずっと私のものにしたい」
「はぁ‥‥あぁんっ!うぅ‥‥!」
律動しながら妖しく笑みを浮かべる三成。
「ねぇ‥‥名無し様‥‥このまま中に出します。私の子を孕んで下さい‥‥」
ゾワッ
全身の血が逆流するような感覚。
「だっ‥‥だめえぇ‥‥‥いやぁっ!……うぅっ!」
名無しが引こうとした腰を三成がぐっと掴んで、更に深く押し込んだ。
「私の子ができたら‥‥その子ごとあなたを拐います‥‥そうすれば名無し様は一生私のもの‥‥」
「‥‥やぁ‥‥ああああんんっ!」
「くっ…………!」
名無しが絶頂を迎えたのと同時に、三成の欲望が彼女の中にほとばしったようだ。
ああ、このままじゃ名無しが孕んでしまう。
早く処置しなきゃ‥‥。
なのに‥‥
なぜ俺は動けない‥‥?
身体が真っ二つに引き裂かれそうな怒りと絶望感の中、次第に目の前が真っ暗になった。
「家康、ねえ家康」
「‥‥‥‥名無しっ!!」
気がつくと目の前に名無しが。
俺は飛び起きて思わず彼女の両肩をがっしりと掴んだ。
「っ‥‥!どうしたの?!痛いよ」
「‥‥?」
名無しはきょとんとしている。
あんな事してたのに、俺の前で平然としているのか‥‥?
それに、いつの間にかきっちり着物を着ている。
「三成は!?」
「ここまで送ってくれて、もう帰ったよ」
「え‥‥?」
そこは俺の部屋だった。
三成の部屋じゃない‥‥。
「何‥‥?」
「珍しいね。昼寝なんて」
「寝てた?俺が?」
「そう。倒れてるのかと思って心配しちゃった」
夢‥‥だったのか?そんなはずない‥‥。
俺は名無しの着物の衿元をぐっと開いた。
「いきなり何するの…」