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*名探偵コナン* Daylight *降谷 零*

第10章 *File.10*(R18)


「…雪乃?」
「何年傍にいると思ってるの?何時だってどんな時だって、私と景光だけにはウソを付いたり我慢をしたりしないで」
「…景光は余計だ」

拗ねるぞ?

「はいはい」

視線で付け加えれば意思は通じたようで、今更何言ってんの?と、呆れた顔をされる。

「よし、我慢はしなくていいんだな?言質は取った」
「いっ、意味が違うから!!」
「ここまで来て、逃がすわけがないだろ」
「零!」
「理由もバレた。尚更却下だ」
「やだ!」
「はいはい」

逃げるためにバタバタと暴れる雪乃を落とさないように力を加えて抱え込むと、今度こそ、既に湯が張ってある風呂場へと直行した。


「何時になったら、素直に抱かせてくれるんだろうな」

とは言え、理由はさっき聞いた通り。
自慢じゃないが、一回抱いて終わり。
なんてことは、過去に一度もない。
胸先に触れながら濡れた場所に挿れる指を増やすと、身体がビクリと反応する。

「ンなことして、言う、セリ、フ……っあ、んッ」
「身体は何時も素直だけどな」

耳元で囁いてから項を通り背中に唇を滑らせると、更に敏感に反応して背中が反った。

「……や、ンッ」

お互いに、お互いしか知らない身体だ。
不思議なもので、雪乃以外の女には何の興味も沸かなければ、触れたいとも思わない。
言い寄られたところで、迷惑なだけだ。
組織にいた時もハニートラップをと命令されたことは何度かあるが、断固としてそれだけは拒否をした。

「まだイかせない」
「はぁ、はぁ…っはぁ、っ……」

熱く狭い中から指を引き抜くと、風呂に響く、雪乃の激しい息遣い。
既に俺自身の準備は万端だ。

「……れ、い」

早くイかせて。
ではなく、早く風呂から出たい、か。

「もう少しだけ、付き合ってもらうよ」
「ほえ?」

力が抜けきった腰を支えて、バスタブに腰掛ける。

「や、んーっ!!」

そのまま反り立つ自身の上から雪乃の中へ下ろせば、短い悲鳴と共にビクリと細い身体が震えて大きく背中がしなった。
次の瞬間にはガクンと身体の力が抜け落ちるが、このままはキツいし、さすがにもう待ってはられない。


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