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*名探偵コナン* Daylight *降谷 零*

第9章 *File.9*


「くしゅ」
「風邪か?」
「これは、美和子が噂してるわね」
「雪乃の?」
「どうもね、私達のこと怪しいと思ってるみたいで、さっきもズバッと聞かれたのよ」
「なんて?」
「まだ、何か隠してない?だって」
「まだ?さすが、あの佐藤刑事の娘さんだけはある」
「でしょ?気の所為よ、とは言ってはおいた」
「いずれは分かるだろうが」
「嫌でも、ね?」
「そんな日が、来ない方がいいのか?」
「逆よ。早く来て欲しい!」

入籍する日は、もう決まってるから。
この時を待っていたかのように、今年は天赦日で大安の暦の上でもとても良い日。
そう、11月7日。
零と私の意見が、見事に一致した日。
この日しかない、と。

「俺も、だよ」

車に乗り込むと、私達は五日ぶりにキスをした。


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