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*名探偵コナン* Daylight *降谷 零*

第8章 *File.8*(R18)


だけど、優しい笑顔とキレイな心はそのままでいて欲しい。
離れていた時間の分も、これからは俺が傍で護り抜いてみせる。

「私は、零の判断に任せるよ」
「では、遠慮なく」
「んーっ!」

こっちの話じゃない、か?
重なった唇から抗議が入ったから、指先で肌をなぞりブラのホックを外してたくしあげると、胸に直に触れた。

「っ!」

直ぐに身体が跳ねて、反応がある。

「お前の弱いトコは知り尽くしてる」
「…バカ」

恥ずかしさの中に少し困った感情をのせて、首にゆっくりと回される細い腕。

「幸せにする」
「ふふっ。零に触れてる今この瞬間も幸せよ」

間を空けることなく、返事があった。
囁くような穏やかな声に、俺が好きな優しい笑顔で。

「!」
「零、貴方が傍にいてくれるこの時間も」
「……お前の方こそ、バカだ。雪乃」

本当に、俺を狂わせたいのか?
何気ない、些細な時間が一番の幸せ。
雪乃が傍にいるからこそ、改めて思い知らされる。
そんなセリフを返してみても、雪乃は笑みを深めるだけ。
ダテに付き合いが長いわけじゃない、か。

「零は、今幸せ?」
「ああ」
「よかった」
「今からもっと幸せにする。俺のことしか考えられなくなるように。俺だけを求めるように」
「えっ?それはご遠慮願います」

柔らかな笑みが引きつった笑みに変わるのを、優雅に上から見下ろす。

「却下」

俺の想いを存分に受け取るといい。
雪乃、覚悟はいいか?


「夜が明けるな」
「信じらんない!」
「大丈夫だ。それだけ元気があれば、仕事に行ける」
「無茶言わないで……れ、零っ?」
「寝かさないって言っただろ」
「も、もうヤダっ」
「まだ雪乃が欲しい」
「ウソ、でしょっ?」
「本当だ」
「っんぅ…やっ、あ……んっ」
「身体は、悦んで、る」
「れ、いっ!」
「…くっ……きつ、力抜け」
「でき、な、いっ!」
「った、く……はっ」
「……や、んっ…ふっ……れ………いっ」
「っは……しめる、なっ」
「ム、リ……激しっ、んっ……あ、そこ、やっ!」
「いい、の間違い、だ」
「……ン……っあ」
「…まだ、イカせ……ないっ」

シャワーを浴びて、朝ご飯を食べる時間だけを差し引いた時間まで、きっちりと雪乃を抱き尽くした。


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