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*名探偵コナン* Daylight *降谷 零*

第24章 *File.24*


「お前って、やっぱり望月さん狙いなワケ?」
「は?」
「彼女、指輪してるし、既婚者だよな?」
「…ああ」
「ただの同期にしては仲良すぎだろ?」
「一体何年前の話だって、女達も噂してるぜ」
「彼女、仕事が出来て可愛いから反感買ってるじゃん。全く、気の毒な限りだよな」
「そうそう。諸伏狙いの女の標的。オマケにウチの天敵の刑事部上がりだろ?」
「……」

仕事が出来るのは、長年の本人の努力の賜物。
可愛いのはオレの妹なんだから、当たり前。
反感を買ってるのは、雪乃の所為じゃない。お門違いのただの嫉妬に迷惑行為。
オレ狙い?
甚だ迷惑なだけ。冗談抜きで、マジで勘弁してくれ。
刑事部上がりは、本人が望んでもいないのに、公安所属のゼロと結婚したことにつけ込んで、無理矢理ウチに異動させられただけ。
そもそも公安部が、同じ警視庁内の刑事部を天敵扱いしている意味が分からない。
三人ではたまに話すが、無意味にもほどがあるだろう?
どれだけ突っ込めばいいんだ。

「君達に話すことは何も無い。この件に関しては、ね」

オレが来れなかった間、目の前で困っていた雪乃を助けもしないで好き勝手言うなよ。
腫れ物扱いをするなら、いっそのこと放っておいてくれ。
だよな、雪乃?
って言うか、油売ってるヒマがあったら、仕事しろよ。


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