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*名探偵コナン* Daylight *降谷 零*

第3章 *File.3*


「深~い諸事情があって、ね。今後一切他言無用で宜しく」
「どうして?」
「その兄も警察関係者、だから」

ウチの上司や目暮警部、白鳥の口から一度も聞いたことがないから、警視庁でも公安の上層部しか知らないと思うよ?
『警視庁警察学校卒業者名簿』リストにも名前はない。
景光、そしてゼロ、も。
過去から現在。
そして、この先ずっと。

「マジで??」
「冗談でこんなこと言えないからね、高木君。それから!由美には親戚って、返事しといてね」
「…バレた?」
「他に誰がいるの」

咎めるように睨んでみたら、ゴメンっと可愛く手を合わされたから、許してあげよう。
でもまさか、撮られてたとはなー。
景光には報告しとかないと。

「にしても、イイ男ね~」
「でしょ?自慢の兄よ」
「さ、佐藤さん?」

年齢は私と同じだから、美和子、貴女とは一つしか変わらないんたけどね?
スマホの画面を二人仲良く見つめる美和子と高木に、得意げにウインクしてみせた。


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