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影の花

第41章 青天の霹靂


瑞は腰紐に手をやり、ゆっくりと片方ずつ解いていく。

一つ解かれ、蒲公英は興奮に吐息を零す。

最後の結び目が解かれ、布地が緩む。

瑞は蒲公英の下半身に乗せられるだけになった褌を持った。

「脱がしますね……?」

「はい……」

蒲公英が腰を浮かせると、するりと褌を下にやる。

大きな布に包まれていた下半身が空気と視線に晒され、蒲公英はぴくっと顔を顰める。

蒲公英のモノはふっくらと膨らみ、竿は滑らかで、明るい赤色をした先端が小さく覗いている。

未熟な果実のようなそれが、腹の上でひくっと跳ねた。

「主様あ、蒲公英は主様を、心からお慕い申しております……!」

陶酔しきった様子で言い、身体をぴんと真っ直ぐに伸ばす。

「初めてのお相手となって頂けますか。前も後ろも、準備は出来ております……」
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