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影の花

第33章 闇鍋


瑞ははあはあと吐息を零す菖蒲を楽しげに見下ろす。

菖蒲の出したばかりの逸物はぴんと立ち上がり、酷く興奮しているようでぶるぶると震えていた。

「ふふ。それじゃあ……咥えても、いいですよ」

「はいっ……! 瑞様、ありがとうございます!」

瑞の許可に菖蒲は目を輝かせ、

「ンふっ……」

隆起した逸物をぱくっと咥えた。

「ンうッ、ん! ふっう……」

精一杯口を広げて亀頭を頬張り、唇で覆うように食んで刺激する。

唾液で満ちた口内で瑞のモノを包み込み、切っ先を舌で舐め回した。

「……ん……」

瑞は気持ち良さげに眉を寄せ、菖蒲の頭を撫でる。

菖蒲はぞくんと興奮し、竿にも丁寧に舌を這わせる。

浮き上がった血管を舐め、垂れた粘液を舌先で掬い取り、れろれろと舐め回す。

「なんだか、このまま食べられちゃいそうですね……」

瑞が苦笑すると、菖蒲は恥ずかしそうに目を伏せる。

「ほら、休んでる暇はありませんよ? 菖蒲さんがしゃぶりたいって言ったんでしょう」

瑞は張り詰めた竿で菖蒲の頬をぺちぺちと叩く。

「はい……」

菖蒲はもう一度竿を咥え込み、顔を前後に動かし始めた。
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