第33章 闇鍋
「ンあっ! ハァッ、瑞ちゃん、瑞ちゃん……!」
「う……ッ! い、く……っ!」
時を同じくして、二人はひときわ強く腰を跳ねさせる。
「ん、ンッ……んぅ……」
紫陽花は瑞に抱きつきながら、ビュッビュッと精を吐き出していく。
瑞も緩く腰を振り、切っ先からボタボタと白濁液を零す。
気持ち良さに身体を震わせた。
「紫陽花さん……お尻だけで達したんですか?」
紫陽花は蕩けた顔で頷き、瑞の上半身に撓垂れ掛かる。
「う……うん……瑞ちゃんの手、すっごく気持ちよかったの〜……」
そう言って糸目の端を緩め、ふにゃりと笑う紫陽花。
「そう……ですか、良かったです……」
瑞は陰間遊びに大金をつぎ込む者の気持ちをよく理解しながら頷いた。
「それじゃあ瑞ちゃんも〜」
「へっ?」
紫陽花は瑞に抱きつき、片手を瑞の陰部に伸ばした。
指先を下に沈め、窄まった菊門をくにくにと触る。
「ね〜? ここ、きもちいいの〜」
瑞の顔から血の気が引く。
「うええっ!? わ、私は……! もう一度出しましたしッ!」
「大丈夫、ここの奥をイジイジしてるとお、また硬くなるの〜。沢山いちぶのり使って、ゆっくり解してあげるねえ」
「アッ! あぁっ、や……!」
瑞が抵抗する気力を失いかけた時、
「紫陽花さあん! それは流石に解釈違いなんですがッ!」
勢いよく戸が開けられた。