第28章 狼と羊と子羊と
「うぅんッ! はっ、あッだ……ダメです……っ!」
「あ〜? なんでえ? 気持ちいいんだろーが」
百合は手を動かし続ける。
朝顔は顔を上げ、百合を見つめる。
「百合おにいちゃん……瑞おにいちゃん、なんだか苦しそうだよ……?」
「んあ。朝ちゃん優しいねえ〜、でもこれは苦しんでんじゃないよ? 喜んでんの。よく見てなあ、今から面白いこと起こるから〜。それまでおっぱい揉み揉みしてなって」
瑞は芯の通った自身をビクビクと揺らし、首を振る。
ボロボロと涙を流した。
「や……やだ……見ないでください……ッ」
「泣いてんじゃねえよ〜。俺ちゃんが悪いやつみたいじゃん? ほらあ、ちゅーってしてやるから泣き止めよ」
百合は瑞の顎に手をやり、顔を引き寄せる。
唇を重ねると、ちゅくちゅくと舌を擦り合わせる。
「ン、ん……っ」
瑞は舌の絡む感触に目を細め、蕩けるような気持ち良さに身体を震わせる。
朝顔はどきんどきんと心臓を跳ねさせながら、瑞の胸を揉み始める。
「……ぁ……そーそー、乳首摘んだり、引っ張ったりしてやってえ……」
「うんっ……!」
朝顔は言われるがまま、隆起した胸の先端をぎゅっと引っ張り上げた。
「ッうう……!」
瑞の身体が大きく跳ねる。
全身を責め立てられる快感に、背筋に鋭い衝撃が走る。
「あっ、あぁ! いっ……くぅう……ッ!」
力強く身体を波打たせ、切っ先から白濁を弾けさせた。
どくどくと下半身を震わせ、濃い精液を吐き出す。