第27章 変化
萩は唇を離し、薄く笑う。
「……本当だな。俺に口吸いされて興奮したか?」
「あ……」
瑞の下半身に手をやり、硬くなったそこを撫でた。
指先で亀頭を擽り、嬉しそうに瑞を睨めつける。
「萩……さ……」
竿に指を這わせ、手で包み込んだ。
瑞は目をしとらせ、萩の肩に両手を置く。
ふるふると首を振った。
「あの……っ、そんなこと、させちゃ……私、私が気持ちよくなりにきたんじゃ……」
「可愛いな……」
萩は小さく呟き、瑞の額に口付けをした。
「それなら俺も一緒に気持ちよくさせて貰うか」
「えっ、萩さん、それは……!」
「ん、ああ……大丈夫だ、まぐわうには色々と準備があるからな。今日はいきなりしたりしねえよ」
萩はそう言いくしゃりと笑う。
しゅるりと帯を解き、褌から逸物を取り出した。
血管が浮き出る程硬くなったそれは反り返り、むんむんと熱を放っている。