第27章 変化
瑞の帯にも手を掛けていると、恨みがましい視線に気がついた。
「……な、なんだ?」
「いえ……別に……」
萩が慣れた様子で瑞の帯を解き、褌の前垂れを捲る。
「あ……」
袋に手を突っ込み、硬くなった瑞の自身を外に出した。
ふるっと先端を揺らし、瑞は微かに吐息を零す。
顔は上気し、首筋には汗が光っている。
萩は生唾を飲んだ。
一方、瑞はずっと下に目線をやっている。
太ましい竿は肌よりも濃い色をして、根元は豊かな陰毛に覆われている。
ずっしりとしたふぐりも、怒張した竿の角度も何もかも逞しく、ふてぶてしさを感じるほどだった。
近づくお互いのモノ。
突き合わせると大きさの差が更に露骨に感じられ、眉根を寄せた。
「残酷ですね……それで、あの、これからどうすれば」
顔を上げると、
「ンっく……!?」
下腹に衝撃が走った。
見下ろすと、萩がお互いの竿を握り、重ね合わせていた。
敏感な部分が擦れ合う快感と、視覚的な興奮で瑞はゾクッと腰を跳ねさせる。
それは萩も同様で、興奮に熱い息を零している。
そのまま手を動かし、二本の竿をまとめて扱き始めた。
「あッ……! あっ、あっ、やっ……!」
お互いのモノが擦れ合い、先端から零れた体液がにちゃにちゃと絡む。
瑞は気持ち良さに腰をくねらせ、声を弾ませる。
「く……」
萩も余裕なさげに息を漏らし、瑞を抱き寄せた。