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【チェンソーマン】民間デビルハンターはヒロフミくんに愛される

第3章 隣同士の理科室


「今日は、人の頬の内側の細胞を見ていきます」

チャイムが鳴り先生が話し出したが、教室がにわかにどよめいた。

「えっそれやんの?」

「やった事あるんだけど……」

声を上げているのは、人の頬の内側の細胞を見る実験をやった事があるクラスメイトたちだ。
確かに私も中学時代にやった事がある。それをもう一回?

「まあまあ、復習ですよ復習!」

何だか妙な展開になってきた。
私は持っていた生物基礎の教科書を開く。それらしいページをパラパラ捲ってみると、確かに先生の言う頬の内側の細胞についての実験も小さくではあるが載っていた。

でもこれ、本格的にやるやつと言うよりかは、一応載せましたみたいな感じじゃない?復習にはなるだろうけど……。

小さく書いてあるだけの、昔やった事がある実験を行う高校なんて、私たちの学校ぐらいじゃないだろうか。いくら高校一年生の生物基礎と言えど、それでいいのか?
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