第2章 革命軍の日々
実技訓練!
私の相手はハックさんだった。
「よろしくお願いします。」
そう言って始まった。
ナイフを使って素早く避けて首元に。
「へぇ、シズが生き残れたのも理解できる。」
ドラゴンさんが近づいてきた。
「そのナイフ技術はどこで学んだ?」
「私生まれは海賊の船で、常に特訓させられてたんです。弱小海賊だったんですけど、私が独学で強くなっちゃって賞金で稼ぎながら生きてきました。」
「その歳でか。」
ドラゴンさんはびっくりした顔をしていた。
「だから戦力にはなると思います。」
そう言った瞬間面白いと言わんばかりにドラゴンさんの顔が笑顔だった。