第8章 正義
降谷side
扉を景が開けてくれ、飛び出したら
目の前に僅かに間に合わなかった彼女の姿…。
2年前…
助けたあの日…。
人を助ける警察官になりたい。
この人が二度と嫌な思いをしないような国に…
そう思っていたのに…。
僕の腕と中で気を失っている彼女を優しく抱き抱え
誰かが通報して
外に止まっている救急車に乗り込み
救急隊員に気絶しただけ…とだけ伝え
お願いする。
警察の人にも伝える事は伝え、
重苦しい空気の中5人で帰る…。
伊「降谷、諸伏、お前らは何かしってるんだな?」
その一言に諸伏はピクっと動き
勝手に話す事を許してくれと心で謝る
降「彼女…、2年くらい前に男性に襲われかけてるんだよ。
通りすがった僕達がたまたま助けたって言うだけなんだが…。
2年前襲われる時服をナイフで破かれた時腕も一緒に切れてしまったんだけど…
今回と2年前と同じ場所でリンクしたんだろう…」
そう説明しながらも自分の迂闊さにグッと力が入る。
松「二度と、あんな顔はさせねぇ…」
そう陣平が言った言葉に皆の心はひとつになっていた…。