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花虎の尾/[DC]松田陣平

第8章 正義




松「ばっか!怖かったんなら笑うな!」

そう陣平くんに言われてさっきの事を思い出す。

そして自分の身体をみると
陣平くんのものなのか見えないように服をかけてくれて
いた。

そして腕をぱっと見ると、
拘束されていたからか
手首から血がたらっと流れてきた…。




あの…時と…



一緒…





全く同じ場所から血が出ているせいで
2年前の彼を思い出し
カタカタカタと肩が震え出した…。



その異常にいち早く気付いた降谷くんと景くんが
背をさすり
耳元で宥めてくれる



降「さん。大丈夫。
助かったんだよ。あいつじゃない。大丈夫。
…ゆっくり吸って…吐いて…」


景「大丈夫だよ。ゆっくりでいいからね…」

聞き馴染みがある声だからか…



安心して…

涙がボロボロと止まらなくなった…。






何が起きてるか分からない班長と萩くんと…陣平くんに
心配…



かけ…


させたくないな…





安心したのか
泣きながらプツンっと意識が遠のいた。
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