第8章 正義
足音が聞こえる方をばっとみると
伊「…降谷…」
降「班長…に、さん…?」
私と班長の2人っていうのが珍しいのか
少し驚いている
「降谷くん、どうしたの?」
そういうと、あぁ…と呟いたあと
降谷「歯磨き粉無くて…今からコンビニに行こうかと… 」
と、コンビニのある方向を指差す
すると班長が立ち上がり
伊「俺らも丁度買いたいもんあったんだよ。
行こうぜ。」
とコンビニのある方向に歩き出す。
え?あ、俺らって私も!?っと少し戸惑いながらも
班長において行かれないように歩きだすと
降谷くんも隣を歩き出した。
ーーー
少し歩き出したところで
伊「昼間は道場で悪かったな…。
ちと言い過ぎた…。」
班長の少し後ろを歩いてる降谷くんに声をかける
それにいやいや…とすぐ否定するが
伊「俺の父親のことなんざ、お前らには関係ねぇのによ…」
今しかないと、前を歩く班長に尋ねる
「この間、鬼塚教官が言ってましたけど…
伊達班長のお父さん、警察官なんですね」
割と入校してすぐぐらいに鬼塚教官に
郡山と、伊達は同じ親が警察官同士だからな…
と言われたことを思い出す…
それに前を歩いていた班長から顔だけくるっと後ろを向き
伊「あぁ、交番勤務の巡査部長!
ヒョロっとした弱そうな見た目だったけど尊敬してたぜ。」