第8章 正義
松「!」
声する方バッと向くと陣平くんが
来い来いと手招きで呼んでくる
私の持ち場ここなんですけどッと思いながらも
陣平くんに近づき
「なぁに?どうしたの?」
というとしゃがめとジェスチャーでされ
しゃがむと…
松「軽い女じゃなかっんじゃねーの?」
ニッシッシっと悪い顔で掃除している素振りを見せながら
私にしか聞こえるかぐらいの音量で話す
バッと陣平くんから距離を離し、
耳が赤くなるのを感じつつキッと睨んで
「そんなんじゃないもん!」
っと恥ずかしくなってすぐに自分の持ち場へと戻った
後ろからククッと笑ってるのは聞こえるが
これ以上相手にすると怒りでいっぱいになりそうだった
すると萩くんがニヤニヤしながら
萩「顔真っ赤にして戻ってくるなんて
陣平ちゃん、なにヤラシイ事言ったんだよ…」
なんて言うからもう反応する気力もなくて
無視してたら柵の向こうから
?「萩原くぅーーーん♡
今度の休みうちらの教場との合コン忘れないでね〜!」
可愛らしい女の子達が萩くんに手を振る
萩「あぁ!任されて〜!」
?「イケメンいっぱい揃えてよ〜♡」
?「そこの金髪の外人さんとか〜♡」
外国人の人なんて居ないけど…っときょろっと
見渡すと金髪の降谷くんと目が合う
降谷くんは少し困ったような笑顔で肩を少し竦める
言われ慣れてるんだ…っと少しキュッと胸が苦しくなる
そんな黄色い声を出す女の子達に
ぬっと黒い影が立ちはだかる
伊「誰が、外人さんだって…??」
ぬっと身長もがたいも一回り大きい班長に女の子達は
ヒッと小さい悲鳴を上げて
?「す、すみません!教官!!!」
っと走早に逃げてしまった…
伊「俺は教官じゃねぇ!」
とイラつきを見せていたがクリーニング屋さんが来て
班長はその人との対応でその場をスっと立ち去った