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花虎の尾/[DC]松田陣平

第7章 仲直り


降谷side


屋上に続く階段をのぼり扉を開けると

屋上の塀に横になっている奴がいた…
奴はこっちを見ている訳じゃないが僕だと気付いている
だろうと話をする


降「拳銃の取り扱いに、重大な違反があったが
鬼塚教官の口添えもあってか
今回は不問だそうだよ…」

その言葉にピクリとも反応せず

松「当たり前だぜ…。あの世からこっちに
引っ張り戻してやったんだからな!」



…なんでも後先考えずに行動するなよ。っと
言いかけたが、そんな事言ったらまた殴り合いだな…

それこそ後先考えないのは僕の方になる

っと話すのを踏みとどまり。



降「君のお父さん…誤認逮捕だったらしいね…」



その言葉にため息つきながら松田は上体を起こし
帽子をかぶる


松「萩のヤツめ…。本当におしゃべりだな」



その言葉にさんも萩から聞いたんだろうと
察しがついた。


降「誤認逮捕は同情するけど…
あの場合…」

松「喧嘩を止めてれば殺人自体は起こらなかった
可能性が高い


…んなこたぁ分かってるよ」
塀から内側にとっと降りて塀に持たれるように立つ


松「間違えて親父の夢をぶっ潰した警察が許せなかったんだよ…」




僕の悪い癖なのか、彼の過去形が少し気になった。
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