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花虎の尾/[DC]松田陣平

第7章 仲直り


降谷side


降「…、なんで警察を目指したんだ?」

そんな過去がありなぜ目指したのかそれは
単純な疑問だった。


松「んなーら決まってる!
…ぶん殴ってこのモヤモヤを晴らしたかったんだよ」


…また過去形…



松「警視庁のトップ警視総監をな…」



え?いやいや。トップを殴りたいから警察に入った…?



降「…プッ、アハハハ!!」

あまりの子供みたいな理由に吹き出してしまった




んだよ!と少し照れてるような表情の松田に
これ以上笑うと、また殴られるかもなっと笑いを堪える


降「いやぁ、大変だと思って!
総監にお近づきになるには結構出世しないと無理だからさ!」


涙をためながら口が緩む僕にまるで子供のように
反撃する

松「んだよ!これはあくまでもきっかけに過ぎねぇよ!
…他の奴にたのんだからよ!」


ほかのやつ?あぁ。だから過去形だったのか。
少し納得がいく。

降「そんな頼み事を引き受けてくれる人が居たんだ」

そうまた馬鹿にしそうになりながらも答えると


外を見てふっと優しい表情で

松「俺より馬鹿な奴がいたんだぜ…」


それ以上、踏み込むのは野暮な気がして
何も聞かないようにした。


代わりに僕の警察になりたい理由を話した…。





案外松田は悪いやつじゃないのかもしれない
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