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花虎の尾/[DC]松田陣平

第7章 仲直り


松田side


に追いつき声をかける…






感謝を伝えると、

凄く申し訳なさそうな声で
泣きそうな顔しながら…


俺の親父のこと知っていたことを告げられた。



別に隠しては訳では無いし、
どうせ萩が言ったんだろ…と思いながらも

泣きそうになる顔を見て
こいつには言わないで欲しかったな…っと


少し萩に対してイラついた。




「…ごめん」



そう一言告げられた…。


何に?何に対して?




あんたが警視監の娘だからか?



代わりに謝るのか…?




あんたと当時の警察は別だろ…



そんな事で俺の心は晴れねぇよ…




松「…何に対しての謝罪?」


俺が怒ってるのに気付いたのか少しピクっと肩が動き
また涙が目に溜まっているようにも見える…




チッ、泣かしたいわけじゃねぇのに…

こんな時萩なら上手いことするのだろうか…
自分の不器用さに苛立ちを覚える




「・・・分かんない。 でも、

そんなに辛い事が起きたのに私に八つ当たりなんて おかしくないのに・・・。 陣平くんに比べたら...っ 私のなんて苦労のうちにも入らないのにッ」



あぁ…。俺の初日の八つ当たりにそんな事考えなくていいのに。
俺の何も考えずに言った言葉に
なぜあんたが謝んだよ…とイライラしてるのがアホらしくなってきた。
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