第7章 仲直り
松田side
昔からそうだった。
元々ヤンチャな性格してたのもあってか
親父が原因なのか
何か問題があれば真っ先に俺が疑われる。
今回の弾紛失も真っ先に俺が疑われた…。
なんの証拠もないのに思い込みで決めつけやがって…
さっきの授業はなんだったんだよ…と
呆れ半分苛立ち半分がぐちゃぐちゃになっていく…
「陣平くんは…違う!」
別に誰も味方が居ないなんて思ったことはない。
萩はいつもなんだかんだで真犯人見つけてくれる。
ただ、教官に責められ、周りの目が冷ややかになっていく
なかで1人堂々とただ信じてるやつがいた…。
顔真っ赤にして、すっげぇ怒って…。
こんなに俺の為に怒ってくれて…
極めつけには、
くすねた野郎に向かってなんか話してる
距離感近くね?っと正体不明のもやつきが出てくるが
くすねた野郎が顔を青くし、思いっきり首縦に動かしてる姿見て…。
あぁ。鬼塚教官助けて皆盛り上がって紛失の事なんて
忘れかけている中、
こいつは忘れた事にはしてなかったんだ。
自分だけ場違いだと気付いたは、
そのまま消えるように訓練場を出ていった…。
そう思うと自然と身体は動く…。
萩「…陣平ちゃん?
…
いってらっしゃ〜い」
のん気が声が後ろからする
ほんと察知能力高くて助かるぜ…