第6章 彼の過去
ドサッーー
降谷くんが撃った弾は見事に当たり
落ちてくる2人をキャッチし
すぐさま足元に引いてたマットに置く
「鬼塚教官!分かりますか!」
脈は……
…
ある。
鬼「ッガハァッ!!!」
…良かった…。
すぐさま医務室の方が来て対応をしてくれる。
わぁあああああと盛り上がる中
モヤモヤが抜け切れてない私は…
「あなた。ちゃんと自首しなさいよ…」
くすねた彼に近づき耳元で誰にも聞こえないように
伝えた…。
この盛り上がりをしらけさせるわけにはいかないから
皆には聞こえない音量で…。
そうすると…彼は震え上がって何度も縦に頷いたので
彼から離れた…。
1人空気感が違うのもいたたまれなくなって
訓練場も後にする…
?「おい!」
廊下を歩いてると後ろから走ってくる音が聞こえ
そのままグイッと肩を掴まれ、
後ろを振り向く…
…
「じ、陣平くん…?」
2回息を整え、こっちをじっと見つめたあと
松「…ありがとな。
やってないって言ってくれてよ…」
いつでも会えるのにわざわざ走って言いに
来てくれたことに嬉しさを感じる
「ううん。…実は…
たまたま陣平くんのお父さんの事しっちゃって…
同じ苦しみ味わって欲しくないって…
思っちゃって……」