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花虎の尾/[DC]松田陣平

第6章 彼の過去



気まずそうに勝手に知った事怒るかな…と
恐る恐る顔を見ると、
少し驚きながらもどうせ萩だろ?っと悪態つく


「…ごめん。」

素直に出た言葉だった。


松「…何に対しての謝罪?」

少しピリッとした表情になる。
私なんかに謝られてもなんにもならないけど…



「…分かんない。でも、
そんなに辛い事が起きたのに私に八つ当たりなんて
おかしくないのに…。陣平くんに比べたら…っ
私のなんて苦労のうちにも入らないのにッ」


陣平くんの辛さを想像しようとしただけで
胸が苦しくなる…。
問題が起きる度に犯人扱いされてきたんだろう…

胸がぎゅーっとなり目が潤んでくる…。


そんな様子を見て泣くのか!?とぎょっとさせてしまっている…。


少し考えたあと少しニヤッとし
これでもかっていうくらい優しい表情で

松「…。は父親の事ぶん殴るんだろ?」

唐突にそんな話をされ
確かにあの夜冗談半分で言ったなっと少し焦る


「ぶ、ぶん殴るまで…はしないよ!!?」


そしたら手は出すのかよ…ククッと笑いながら


松「その時、俺の分もちょっと乗せといて。」

少しスッキリした表情で言うもんだから…

約束しないといけないじゃん…



「分かった…ちょっと所じゃない!ガッツリ乗せる!」

すごい剣幕で意気込んだのを見て
またククッと笑って


松「やっぱ、俺のこと嫌いじゃないわ。」

























…へっ?
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