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花虎の尾/[DC]松田陣平

第6章 彼の過去




そう階段奥に消えていった…。



松「んだよ。班長は俺の事疑ってんのかよ」

じとーっと班長を睨む陣平くん。
班長は私の方をチラッと見て


伊「お前じゃないんだろ?」

そう顔をずいっと陣平くんに近づける班長に少しびっくりしながらも
陣平くんはあぁ…と応える


伊「んじゃあ、堂々としてな!
郡山みたいにな!」


そう言われ、陣平くんはチラッとこっちをみて
少し困ったような泣きそうな笑顔を見せる


伊「俺が犯人あぶり出しで自首させてやるからよ」

チラッと後ろを見た瞬間空気が少し変わった…。


そこにポンッと諸伏くんが背中を軽く叩く。
そこで私が今まで顔真っ赤にして怒ってたことを自覚する
力を緩めると全身に血が巡っていくのが分かる…。


人の事でこんなに怒ったの初めてだなぁ…。



降「甘いなぁ、班長は…。
疑いを自分で晴らさないと彼も父親のようになってしまう」

その言葉で青筋立てる陣平くんは

松「てめぇ。親父のこと知らねぇくせに…」
拳に力がメキメキとはいっている


あぁ。喧嘩始まる…。


降「それじゃあ、教えてくれないか?
警察官になりたい理由もね…」


陣平くんの殺気に気付いたのか
密かにガードの体制に入ろうとしている



松「おう、教えてやるよ…




てめぇをぶっ倒した後になっ!!!!!」




ガッシャァーーーン
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