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花虎の尾/[DC]松田陣平

第6章 彼の過去




フッと止めいてた呼吸を戻すと
一気に外の音が入ってくる



萩「ヒューッ♪」

降「…さすが」


そう言われパッと自分の結果を見ると
5発中3発がど真ん中2発も少しズレては居るがほぼ真ん中だ。

降谷くんよりもいい成績で嬉しくなり思わずふにゃっと
笑ってしまう


鬼「降谷、郡山やはりさすがだな。
だが、上には上がいることを忘れるな!

貴様らの先輩で
初回の訓練で20発中20発ど真ん中に的中させた天才が
いたからな!」


そう言われ、少し緩んでいた表情がキュッと締まる、

その先輩に会ってみたいなと思いつつ
その先輩はもう警察を辞めて私立探偵をしていると聞き
少し残念に感じた…。



松「くっそ。全然当たらねぇ…」

背中から声が聞こえ声のする方見ると
陣平くんが的には当たっているがブレているように見える


鬼「どうした?松田?
喧嘩っぱやいガキには早すぎたか??」


そんな分かりやすい煽りにすぐ乗りそうな陣平くんが
乗らずに真剣に拳銃を見ている


松「このチャカ、誰かが落としたんじゃないですか??
落下の衝撃には弱ぇから、

もしかしたらシリンダーストップが破損してんじゃね?」


そう拳銃を観察しまくる陣平くん教官は青筋立てる

鬼「いい加減なことを抜かすな!さっさと撃て!」


ったく屁理屈ばっか言いやがってと
教官が背中を向けた瞬間


陣平くんがしゃがみこんで
拳銃をカチャカチャと触り出した…
それは撃とうとしてるんじゃなくて




どっちかというと…
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