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花虎の尾/[DC]松田陣平

第6章 彼の過去



術科訓練棟に着いて
まだ訓練まで10分ある事に安心を覚えていたら
後ろから声が聞こえる

松「あんたら本当に真面目だな」
呆れるような乾いた笑いで見てくる


「陣平くんもでしょ!
早く来るなんて珍しいんじゃない?」


そう意地悪に返すけど
どうしてもさっき聞いた誤認逮捕が頭から離れない


降「…松田、君はどうして警察か伊「5分前だぞ!」」


気付けば続々と皆が集まっており
降谷くんが聞きたかったであろう

ーどうして警察官を目指しているのかー

それを聞くタイミングを失ってしまった。




ーーー

鬼「お前らが手にしているのはSAKURA!
日本警察公式採用の5連発リボルバーだ!」


鬼「射撃検定は5発発砲を4セット実施!
上位2セットの合計を得点とする!

70点未満は落第だ!!

訓練初め!」


最初に降谷くんと萩くんが構えて撃つ

パァンッ

「降谷くん…すごい…」
降谷くんが撃った5発はほぼ真ん中だった為思わず
声が漏れる


萩「降谷ちゃんやるねぇ!」
ニヤッとしている萩くんもたまに外れているが
中心は捉えてる結果でやっぱすごいなと思う…



そしたら、前に居た萩くんが振り返って

萩「次、ちゃんの番ね?」

降谷くんの次は陣平くんだったようで

松「お手並み拝見だな」
とニヤッと口角を上げ隣で構えている

はぁー。、そんな事言わないでよ…
心の中でため息つきつつ

的に集中する…。

どんどん周りの音が消えていくような感覚になり
フゥーッと息を吐き
ゆっくり吸うタイミングで狙いを定めた。


パァンッパァンッパァンッパァンッパァンッ
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