第6章 彼の過去
重い空気の中、降谷くんは時計をパッと見て
降「少しだけ早いけど、
術科訓練棟に移動しとくか。」
その言葉に時間見てなかった!と焦って時計を
ちらっと見たら残り15分くらいで休憩が終わる
時間になっていた
「初めての拳銃訓練だもんね!遅れないように
行っとこうかな!」
すると、んじゃあ行こうかと誘導する降谷くんに
諸「ちょっと調べたい事あるから先に行ってて」
と私ら2人を見る
降「…遅れるなよ。」
少し真面目なトーンで降谷くんが伝えたあと
行こうかと私を促す。
私が先に資料室から出て
二、三歩歩き出したら降谷くんが着いてきてない事に気が付き振り向くと、
降谷くんがちらっと諸伏くんの方をみて
景…とボソッと呟いていた。
その表情が
あまりに心配しているような、真面目な降谷くんだったからなんて声掛けたら言いか迷っていたら
何も無かったかのように
降谷くんが私の所まで追いついてきたから
2人で術科訓練棟に向かった。