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花虎の尾/[DC]松田陣平

第6章 彼の過去




鬼「…であるからして、
警察は、現場周辺の目撃情報を集める事になる」



授業聞いてないとばれたらドヤされると分かっていながらも
萩くんに言われた

松田丈太郎の文字が頭から抜けない…。

お昼ご飯食べたらちょっと調べようかな…


鬼「注意しなければ行けない事は、誰か分かるか」

教官の問いかけてすぐに降谷くんが手を挙げ立ち上がる

降「目撃情報の注意点として、
犯罪現場に居合わせたストレスや思い込み、
警察官の誘導的な質問で証言がゆがめられる可能性がある…

そのため、証言ばかり鵜呑みにするのではなく
しっかりとした裏取りが必要である…」


完璧とも言える回答に
1部の同期は面白くなさそうだが、
鬼塚教官はさすがだと褒めている


そこに降谷くんの隣に座っている陣平くんが
口角をニヤッと上げ



松「まあ、ここを卒業した連中が、それをちゃんと
実践できてるかどうかは眉唾もんだけどな…」

ほうづえまでついて話す陣平くんに教官は顔を真赤にし


鬼「おい!松田!!!
きさま、警察官をなんだと思っている!!」

教官を怒らせている事に不穏な空気になりつつあるが
そんなのお構い無しに陣平くんは


松「もちろん、
誇りと使命感を持って国家と国民に奉仕し、人権を尊重して公正かつ親切に職務を執行し、
規律を厳正に保持して相互の連隊をつよめ、
人格を磨き能力を高めて自己の充実に務め
清廉にして、堅実な生活態度を保持する…」


なにも抜かりなく警察官のあるべき姿を話すのに対し
鬼塚教官もちゃんと理解しているじゃないかと、
怒ることも無くちょうど授業が終わった…
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