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【OP】さよなら、My Dear

第6章 麦わらとハート


『……すまない。先にひまわり畑に向かってくれても結構だぞ』
「そうしたいのは山々だども、こっちだって疲れてんだ。少しくれェなら敵兵が来ないか見張っといてやってもいいべ」
『そうか……ありがとう』
少しでも回復してから次に進もうと2人が休んでいると、敵兵が数名なにやらコソコソと動いていた。
「何だべお前ら!!」
敵意はなさそうだが怪しげな様子にバルトロメオが睨んで威嚇する。
その敵兵たちは担架にグラディウスを乗せて運ぼうとしているみたいだ。
「ギャーー! どうかご慈悲を!!」
「負けた男の亡骸を運ぶだけ……! 見逃してくれ!」
明らかにバルトロメオを怖がりながら乞いている。担架を持っていなければ、今にでも走って逃げていってしまいそうな感じだ。
「――別に死んじゃいねェべよ!」
「ええ……意識を取り戻すのが2、3日後。でもせめて介抱を……」
「もういい、さっさと行げー!!」
敵兵が近くをうろちょろしていることで気が立ったのかバルトロメオが追い立てるように怒鳴る。
慌てたような悲鳴を上げながら敵兵たちは足早にグラディウスを運び去っていった。
『すごい気迫だな……頼もしいよ』
「ふん。早く体治してロビン先輩達のとこ行くべ」
身体の修復はもう少しかかりそうだ。でもバルトロメオのおかげで落ち着いて出来る。
やたら顔と態度が恐い海賊だけど、なんだか良い奴だ。申し訳なさとありがたさを感じながらマルーは再度増殖に集中することにした。









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