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【OP】さよなら、My Dear

第6章 麦わらとハート


「ロビン先輩ィ~~~~!!!」
崖から降ってきた大量の岩が大きな音を立ててバリアにぶつかる。
下にいる自分たちでさえバリアがないと一溜りもないのだから、その場にいた彼女らはもちろん無事では済まないだろう。
『ろ、ロビン………』
衝撃による崖の崩落が治まって破裂した部分が明瞭になる。抉れたような大穴が空き、崖の原型は留めていない。
「……見ろ。二人とも跡形もなく……」
そう余裕ありげに言うグラディウスの視線の更に上に、1つの影があった。キャベンディッシュとロビンだ。
4段目のひまわり畑まで辿り着けるほどの大きな跳躍をして、崖から逃れたらしい。
『……よかった』
「バカな……!! あの破裂から逃げるなんて……」
上空の2人を見たグラディウスが驚愕の声を上げる。マルーは身体の損失と増殖の疲れで動けなかったが、安心してロビンとキャベンディッシュを見送った。
「"オマージュ神拳"」
バリアが消失する。もう1人も起き上がったし、こちらの危機も何とかなるだろう。
「"バリバリの"ォ!! "銃"~~~!!!!」
そんな掛け声と共に、バルトロメオが小さくバリアを張った右腕をグラディウスの頭にぶち込んだ。
不意打ちに対応しきれず地面に頭がめり込むほどの衝撃を食らったグラディウスは倒れ伏したまま動かなくなった。
『これで……一安心だな』
「だべな。アンタ……それで生きてんのか?」
地面に仰向けに倒れたままのマルーをバルトロメオが見下ろす。
マルーの身体はぐちゃぐちゃになっていて、顔も半分くらい欠けてしまっていた。
『大丈夫だ、死んでない。今少しずつ増やしてるところだ』
ひとまず安全にはなったが、疲れたから一気に増殖することができない。
戦況的には置いていかれるのが妥当だ。
しかし今誰かに攻撃を食らってアメーバが減りすぎたり海楼石を当てられたりしたら死んでしまう。
さすがに敵地のここで悠長に無防備を晒すのはあまりにも危険だ。せめて敵が来ないことを祈ろう。
そんなことを心配していると、バルトロメオが近くに座り込んだ。
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