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【OP】さよなら、My Dear

第6章 麦わらとハート


「おいアンタ、死にたくねェなら今すぐ離れろ!!」
『はぁ……?!』
何をする気だ。動こうとしたが、咄嗟のことでグラディウスに絡ませたアメーバを切り離すことができなかった。
「"バリアボール"!!!」
球状のバリアが展開される。内側にいるのはグラディウスとマルー、そしてバルトロメオの3人だ。
「おお、逃げずに残ったなんて覚悟決まってるじゃねェか! 一緒にロビン先輩を守るべ!!」
警告に反応しそびれただけだが、こうなればやることは決まってくる。
「好きなだけ破裂しろーーー!! ここは無敵のバリアの中だべ!!」
バルトロメオの手には短刀が握られている。ギラリと光る得物を見てグラディウスは冷や汗を浮かべた。
マルーはグラディウスから離れバルトロメオの方へアメーバを広げる。
「ノド笛かっ切ったらァ!!!」
「グオォーー!!!」
バルトロメオは思い切りグラディウスの首へ向けて刃を突き立てた。血飛沫とグラディウスの悲鳴が上がる。
「道連れの覚悟ありか、てめェ……"全身破裂"!!!」
その瞬間、バリアの中で大爆裂が起こった。
身体が散り散りになる衝撃を感じながら、死なないように増殖を続ける。
死ぬわけにはいかない。死なせるわけにはいかない。
強烈な一瞬を耐え抜き、マルーとバルトロメオはバリアの中で倒れた。
アメーバで出来るだけバルトロメオの身体を包んで守ったが、無事だろうか……? この体は基本自分自身しか守れないから、私はあんまり役に立てなかったかもしれない。
マルーが千切れた身体で起き上がれずにいると、近くで人が立ち上がる気配があった。
『!!?』
そこに立っているのはグラディウスだった。多量の血を流していて辛そうではあるが、致命傷ではないらしい。
「……残念だったなマヌケ共。あと数センチだった……!! お前が刺したのは"ノド笛"じゃねェ……肩だ!」
マルーとバルトロメオは崖に目を向ける。
崖はまだ膨らみ続け、今にも破裂しそうになっていた。
「よく見ておけ、仲間達が消し飛ぶ瞬間を……。"パンク" "岩"「スーパーアリーナ」!!!」
その瞬間、先ほどとは比べ物にならない規模で崖が爆発した。
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