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【OP】さよなら、My Dear

第6章 麦わらとハート


「……!! 何だべ……シビレる!!」
毒を仕込まれたらしい。厄介だ。
マルーは腕を伸ばしグラディウスに飛びかかる。
『"ねばネット"!』
変質させた大きな両腕でグラディウスの胴体をしっかりと掴む。
『ッぐ、……オラァァア!!!』
その勢いのまま持ち上げ、近くの瓦礫の山に叩きつけた。
直前にマルーに向けて飛ばされた髪の毒針が身体に刺さる。刺さって毒に冒された部分が死んでいくのを感じつつも、抱き込むようにグラディウスの手足に絡みついて拘束した。
『パンクを止めろ! さもなくば貴様の体内に侵入し脳や内臓を破壊するぞ!!』
「ふん……さもなくばだと?」
グラディウスのゴーグルとマスクに手を掛けたマルーの脅しを鼻で笑いながら言う。
「おれを倒さなければ壁の破壊は止められねェ!! 降伏させようなんて甘っちょろいこと考えてるならお前も消し飛ばされろ!!」
『……?!』
絡みついたグラディウスの身体がどんどん伸びていく。みるみる膨らみ、マルーでは覆えないほど大きな表面積になった。
「おれは全身"破裂人間"! おれを刺激すれば体ごと破裂し……今お前らを襲った何万倍もの「毒針」が上にいる二人を貫く!!」
崖の破裂を止めるにはグラディウスを倒さなければいけない。しかしグラディウスを襲うとグラディウス自身が破裂し崖にいる2人に危害が及ぶ。
『クソッ……手出しできない』
「どっちにしてもロビン先輩に攻撃が及ぶでねェか!!」
グラディウスに掴まっているマルーは、味方3人が出来るだけ無事に済むにはどうすればいいのかと思考を巡らせる。
『(私の身体をいっぱいに広げて毒の髪を覆うか……いや、それだとアメーバが薄くて針が貫通してしまう。刺激しない方法でこいつの息の根を止めるか……? でもどこまでが刺激に入るのか分からないこの状況ではコイツも崖も両方破裂させてしまいかねない)』
バルトロメオが崖のキャベンディッシュに何か声を掛けているみたいだが何か良い策があるのか?
しかし様子がおかしい方のキャベンディッシュの状態のようだから期待はできないだろう。
膠着状態を保ったまま焦っていると、バルトロメオがマルーとグラディウスの方に向かって走ってきた。
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