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【OP】さよなら、My Dear

第6章 麦わらとハート


瓦礫が当たり部分的に潰れて飛び散っていく身体をつど修復していく。痛みはないが、あまり増殖しすぎると疲れて修復が追いつかなくなるから困る。
それにこのままではもう1人の味方も巻き込まれて大ケガか死ぬかしてしまうだろう。
そうなる前に止めさせようと怒鳴るが、バルトロメオはバリアの向こうでマルーを全く気にしていない様子で走り続けていた。
『(気狂いか何かか……!?)』
信じられないとばかりにマルーはバルトロメオを見つめる。
何とかして止めないとマズイが、まず止まらないことには危険すぎてロクに動けない。
どうしようかとあたふたしていると、何かに気が付いたようにバルトロメオの足が止まった。
「な、何だべ……?!」
なんだか向こうの様子がおかしいようだ。視線の先を追って振り返ろうとした途端、平面だったバリアが湾曲し筒状になった。
バルトロメオ1人分の広さを全方位に向けて守っている。
突然どうしたのかと訝んで周りに目を向けたマルーだが、次の瞬間見えない何かに胴体を斬りつけられた。
『………!』
バリアに貼り付いているマルーから下半身だけがズルズルと離れ、そのまま地面に垂れ落ちてしまった。
「うへェ……グロいべ」
『何だ? 誰がやった?!』
「多分あいづたべ」
上半身のマルーが落ちた下半身を回収しようと地面に降りながら聞くと、バルトロメオは目の前を指差す。
少し離れた場所にキャベンディッシュが立ち尽くしていた。
その周りにはグラディウス以外の全員が倒れている。
さっきまでここに居なかったはずのドンキホーテファミリー幹部のデリンジャーまで血塗れで気絶していた。
「みんなやっちまいやがった……!!」
『無事なのはいいが様子がおかしいな。おい、大丈夫か!?』
身体の上と下をくっつけながらマルーが声を掛けると、キャベンディッシュはその場から消え失せた。
次の瞬間、鉄が硬い何かに激しく擦れる音が背後で聴こえる。
『……!』
キャベンディッシュの斬撃がバリアに阻まれた音だった。
振り返った直後、視界が不自然に落下する。
バルトロメオに攻撃するついでで首を跳ねられたみたいだ。落ちそうになった頭部をマルーが両手で受け止めてまた定位置に戻した。
「お前なに考えてんだべ!! どうしちまった!? 冗談も程々にしねェと……」
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