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【斉木楠雄のΨ難】鳥束だけの短編集
第1章 Ψ高の文化祭
名前さんの元を離れ、自分の仕事に戻る。
「ふふ……絶景だねぇ……」
オーダーをとったあと名前さんを見てみると、彼女は怪しい笑みを浮かべつつそんなことを言っていた。
クラスメイトたちのためにも、この不審者をつまみ出した方がいいんじゃないだろうか。
名前さんが注文したケーキをテーブルに運ぶ。
「あんま変な行動しないでくださいよ?」
「もちろん!ㅤ分かってるって」
名前さんはにこにこと笑いながら『分かってる』なんて、世界一信用出来ない言葉を使った。
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