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【斉木楠雄のΨ難】鳥束だけの短編集

第1章 Ψ高の文化祭


大声で声をかけることを避けられるだけの気遣いは出来るらしい彼女は、俺を見つめながら口パクで「鳥束くん」と言ってきた。

これは、彼女のそばに近寄るまで視線から解放されないやつだな。

諦めた俺は、彼女の座る席に向かって歩き始めた。

「可愛い!ㅤ似合ってる!」

「あー……どうも……」

対面した瞬間にまくしたてられる。

こんなに興奮している咲月さんはレアだ。

「メイド服はどう?」

「スースーしますね。落ち着かねぇっスわ」

「好き……」

拝まれた。
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