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【斉木楠雄のΨ難】鳥束だけの短編集

第17章 作品作りに協力してくだΨ!


背中に何かが当たる感触がした。壁である。

追い詰められた私は、鳥束くんを見上げる事しか出来ない。

これ、やばいのでは……!? 心臓がバクバクと音を立て、私に警告をしている。

どうにか逃げ出そうとするものの、机と机の感覚は狭いし、
「逃がさねぇよ」
鳥束くんが壁に片手をついたため、完全に逃げ道を塞がれてしまった。

今私がされているのは、所謂壁ドンと言うやつだ。実際にされるのは初めてで、その圧迫感にドキッとしてしまった。
普段意識する事はあんまりないのだけれど、鳥束くんの整った顔が近いせいもあるかもしれない。

「ど……どいて……?」

私が恐る恐るそう言うと。

鳥束くんに顎を掴まれて、強制的に上を向かされた。
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