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【斉木楠雄のΨ難】鳥束だけの短編集

第17章 作品作りに協力してくだΨ!


漫画・イラスト部では、月に一度部誌を作っている。

毎月『七夕』や『ヒーロー』などお題に沿ってイラストを描いているのだが、今月のお題は少し違った。

というのも、各々がシチュエーションやキャラクターの属性を出し合い、あみだくじで出たお題を元に二、三ページくらいの漫画を描く事になったのだ。

イラストを描くのも漫画を描くのも好きな私は、それはそれはもう張り切っていた。しかしそんな私の気持ちは、自分に出されたお題により打ち砕かれる事となる。

『俺様キャラ×委員長』

──これが、私が当たったお題だった。

少女漫画は結構読む方な私だが、奇跡的に俺様キャラとされる人物が登場する漫画を読んだ事がなかったのだ。これが、コミックス派な事が仇となった例である。

そんなわけで作品作りに苦労している私は、何も思いつかずに教室で唸っていたのだった。
締切が近くて焦っている。いや本当に……。
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