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外見至上主義に抗いを

第10章 校外合宿


「なんで四宮外にいたのー?」

四「散歩してた」

「1人でー?」

四「うん」

「四宮は彼女作らないのー?」

四「…」

「四宮かっこいいのにね。でも他の子と喋んないもんね。なんでー?」

四「なんでだと思う?」

「えー、分かんない。」

四「興味ないからだよ」

「どゆこと?」

四「俺は興味がない人とは話さない」

「私とは話してくれるじゃん。あ、私には興味あるってこと!?」
ニコニコとは調子良く言った。

四「そうだよ」

「ほんと!?嬉しいなぁ」

四「本当に意味わかってる?」

「なにが?」

四宮は立ち止まりに顔を近づけた。

四「俺はに興味深々だよ。なんでか分かる?」

「な、なんで…」

四宮は口を開こうとした途端、目を細め少し遠くを見た。
するとを引っ張り物陰に隠れた。

「い、一体なに…」

四「しーっ。指導員に見つかる」

は顔を真っ赤にした。
バックハグのような状態では口元を抑えらているからである。
しばらくすると指導員は去っていった。


四「そろそろ戻ろう」

「うん…」



四宮はを部屋まで送った。

「送ってくれてありがとう」

四「もう飲んじゃダメ」

「分かった…」

四「おやすみ」

「おやすみ…」

四宮は自分の部屋へと向かった。






四(また言えなかった…)




四宮はモヤモヤとした思いを抱えるのだった。


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