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外見至上主義に抗いを

第10章 校外合宿


合宿場に到着すると指導員が待っていた。
1人はゼウスというイケメンの指導員、もう1人は木村卓也というお世辞にもイケメンとは言い難い指導員の2人であった。
達は手始めに所持品検査が行われ、終わると各自体操着に着替え、レクリエーションが行われた。
その日の行事は終わり、もう寝るだけになった。
は、瑞稀、唯、美玲と同室であった。

コンコンッ

瑞「私出るね」

ガチャッ

流「瑞稀、一緒に遊ぼうぜ」

扉を開けるとそこにいたのは流星と蛍介、そして森永だった。

蛍(ちゃん、部屋着だ…可愛い…)

昼間と違い、はダボっとしたTシャツに短めのショートパンツを履いていた。
は1人勉強するわけにも行かないので7人はゲームをすることになり、負けた人は秘密を暴露するかお酒を飲むというルールだった。




「森永くん、1人で飛ばし過ぎじゃない…?大丈夫?」

森「平気平気」

美「流星、ドボーン!クラスに好きな子いる?」

流「え…?いや俺酔ったらやばいんだけど…」

美「じゃあ秘密暴露してよークスクス」

流「お、俺は…うーん…」

瑞(ドキドキ…)

唯「はっ!ちょ、ちょっとタンマ!流星!私が代わりに飲んであげる!」

流「はぁ!?い、いや!俺言うつもりだったんだけど!」

唯「だめ!もう飲んじゃったから私のお願い事聞いて!ほっぺにチューして!」

流「はぁ!?無理!」

唯「じゃあもう一杯飲みなさいよ!」

森「グビグビ」

「アハハ!グビッ」
がジュースだと思って手を伸ばして飲んだものは、お酒だった。
唯がすり替えたのだ。

「ゲホッ!これ、お酒!?」

唯「わーい、も勉強ばっかしてないで少し飲みなさいよ!」

瑞「唯!かわいそうでしょ!大丈夫?」

「う、うん…」


結局そのあとまた何度か騙されてしまいも飲み、酔っ払っていないのはとうとう一口も飲んでいない瑞稀だけになってしまった。


森「ちゃん、酒飲んだことある?俺はあるよ」

「今までは無かった!こんな陽気になっちゃうんだね!お酒ってこわーい」

森「この程度で俺はまだまだ…」

蛍「おい」
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