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外見至上主義に抗いを

第9章 中間試験


そして時は過ぎ中間試験が終わった。
流星たちはその前に詐欺まがい事件にあったようだったがそんなことはは知る由もなかった。

先「はい、静かにー。中間試験のトップは天羽、クラス内1位、そして全校1位だ。おめでとう。次に長谷川蛍介、その次に四宮紅輝だ。天羽は放課後職員室に来いー」

学級委員長はトップスリーにも入れずおめおめと泣いていた。

女子1「ねぇ見て委員長泣いてる」
女子2「バカじゃん」
女子3「順位落ちたから?キモーい」

そのほかにも、爆笑、ウケるーなどの声が多数上がった。
蛍介は努力もしたが、もう一つの体と試験中起きて寝てを繰り返し分からないところはカンニングをしたようなものだったので自分に違和感を感じていた。

蛍(インチキした気分だ…)

の方を見ると早速自分の勉強を始めていた。

女子1「てか、急にガリ勉系にキャラ変したの?最近全然男子とも瑞稀たちとも喋んないよねー」
女子2「最近は担任とよく放課後一緒にいるらしいよ。それで校内1位とか怪しすぎでしょ」
女子3「え、そゆこと?キモすぎ!」

蛍(そんなんじゃないのに…なぜ頑張ってる人のことをそんな風に言うんだ…でもちゃんは全く気にしてないみたいだ…)

の方を見るとは構わず勉強を続けていた。

四「…」
四宮はのそんな様子を心配そうに見ていた。



ー放課後ー
は鞄を持ってすぐさま席を立った。

四「…」

四宮はこっそりの様子を見ようと、が教室を出るとすぐに立ち上がった。
その四宮の様子を蛍介は気になった。


「失礼します」


は職員室に入って行った。

蛍「四宮」

四「!?」

陰で職員室に行ったのをみていた四宮に蛍介は声をかけた。
四宮はビグッとして、ひどく驚いたようだった。

蛍「あ、驚かせてごめんね、何してるの?」

四「が忙しそうだからこの頃心配で…」

蛍「あぁ、それで様子を見にきたの?」

四宮はコクリと頷いた。
すると先生とが職員室から出てきてあまり人の来ない教室へと移動した。

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