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外見至上主義に抗いを

第8章 パプリカTV


バ「なに!?だと!?おいコンビニの近くのどこだ!」

問いかけても答えは返ってこない。

バ「ならば…探しに行くしかない。待ってろ」
筋トレ中だったバスコはダンベルを持ったままコンビニの近くを探しに回った。

バ(絶対に見つけ出す…を危険な目に合わせたりはしない…!!)











「美玲!」
は美玲の前に立ちはだかった。

美「な、なに…」

「逃げて、いいから早く!」

美「…」

「殺される前に早く逃げて!この人はさっき包丁を買ったの!」

するとそのおじさん、いや、その気味の悪い男はと美玲に向かって包丁を振りかざしてきた。

男「こ、この女狐め!!カモ!?カモだと!?だ、旦那様に向かって!!尻軽女!クソ女!」

はギュッと目を瞑り、刺されると覚悟した。
しかしいつまで経ってもその衝撃はやってこない。
それもそのはず。
目を開けると、蛍介が先ほどの流星のようにジャブを打って、男から包丁を放させていたのだ。

「蛍介くん!」

男「あ…あぁ!?」

続いて蛍介は男に向かってフックをかましたが、リーチが短すぎて届かなかった。

男「なななな…なんなんだ!お前は誰なんだよ!!美玲は俺のものだぞ!お、お前…誰だ!」
男は拳を振るってきた。

「美玲!」

は美玲を押し倒し、庇った。
しかしその上を蛍介が庇い、全ての攻撃を蛍介が受けた。

男「つつつ…月風船を1番貢いでやったのはこの俺だ!お…俺のものだ!し…死刑だ!!」

その男はガシッと転がっていた包丁を掴んだ。

美「きゃあああ!!」

男「お…お…俺は悪くない!!お前のせいだぞ!!」

そして包丁を振り上げる様子が見えたは、それに気づかない蛍介を突き飛ばした。

「蛍介くん、危ない!」

するとドンっと鈍い音が響き、それと同時に男が呻き声をあげた。

、チ蛍、美「「「!!」」」

男「くあぁぁぁ!」


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